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ブルボンヌさんの
虹色お悩み相談室 Vol.7

女装パフォーマーのブルボンヌさんが、オレンジページのモニターのみなさんから寄せられたお悩みにお答えする人生相談スペシャル第2弾! 今回も親子関係や人づきあい、夫婦問題や生き方など、さまざまなテーマについて、4週にわたってお送りします。女ゴコロも男ゴコロも知るブルボンヌさんがまたまた親身に、そしてちょっぴり辛口に語りまくります!

取材・文/細谷あつ子 イラスト/松元まり子

夫婦関係のお悩み

私の悩みは、近ごろ主人があまり相手にしてくれないこと。理由は「疲れすぎているから」。せっかくの休みの日もかまってくれません。私たちは新婚だし、まだ子どももいないんだから、恋人時代みたいにもっとイチャイチャしたいんです! いったい、どうしたらいいんですか?

(32歳・女性・I・Sさん 飲食店パート/既婚/子どもなし)

結婚したら男の「恋」は急速にさめるもの。花火から炭火になるの!

女にとって結婚は〈夢〉、男にとっては義務的な〈契約〉

 出たわね、奥様の永遠の定番お悩み! 「どうしたらいいんですか?」って、イチャイチャってのはあなた一人でできるものじゃないからね~。ダンナがかまってくれないのは疲れてるせいだけじゃないわ。「結婚しても恋人時代のようにイチャイチャ、ラブラブした~い♡」っていうのはお姫様にあこがれたオンナたちの願望。でもたいがい男のほうは全然違うのよ。「結婚して契約義務は果たしたよ」って気持ちなのよ。だから契約を交わして1~2年もすれば、キュンキュンは急速にさめていくの。ここに妻と夫の絶対温度差があるのね。

 だから少女漫画みたいな「砂糖菓子のように甘~い結婚生活」とか、「結婚しても私を熱い目で見つめてくれるダンナさま」なんてのは、多数派じゃないの。マイノリティなの! もちろん夫婦としての情愛はあるだろうし、子どもをかわいがってくれるマイホームパパはいるわ。だけど、恋や性欲の対象のオンナとしては、燃えカス……ってのはヒドいにしても、穏やかな炭火みたいになっちゃいがちなのよ。だって実際、そこらじゅうを眺め回してみても、「奥さん好き好き!」ってホクホクしてるダンナなんていやしないわよ。

 そりゃごくごくまれには、結婚してからもラブラブを保ってくれるケースもあるわ。でも、それは「当たりクジ」を引いた幸運なケース。結婚前は恋に満たされるぶん、将来の右肩下がりのグラフを正確に予測できるのは、よっぽど鋭くないとムリよ。遺伝子的にも燃える恋心は4年程度が限界。「恋が続かない」のはあなただけじゃないの。まずそれを知っておいてほしいわ。

押してもダメなら引いてみな。ときには〈放任主義〉で!

 でも妻としてはやっぱり寂しいわよね。じゃ、どうするか。今のダンナの気持ちとしては、あなたにベタベタされてもうれしいどころか、「だりーな」って感じ。「おまえと出会ったころの元気はもうないよ」が本音でしょうね。なのにうっとうしくしたら、ますますいやがられるわ。だったら「押してもダメなら引いてみな!」よ。彼にちょっかいを出すのを少しガマンして放任主義をとってみたら? 「私は私で楽しいことがあるの。やりたいことがあるの」って態度を見せてね。そうしたら彼は「あれ?」と不安になるはずよ。

 男って、女のほうからグイグイこられると色あせて見えるものだけど、ときに魅惑的な表情を見せつつ完全に捕まらない相手は追いかけたくなるもの。そんな男の〈狩猟本能〉を刺激してみて。これはマンネリからセックスレスになりかけの夫婦にもいい手よ。〈燃えカス亭主〉に火をつけて、「こいつ、俺なんかいらないみたいに生き生きしてるけど、なんなんだ? 俺のものだろ?」なんて気持ちを燃えさせてやりなさい!


ブルボンヌ
Profile

ブルボンヌ

早稲田大学在学中から、ゲイのためのネット運営を開始。ゲイ雑誌『Badi』の主幹編集、女装パフォーマンス集団の主宰を経て、現在はタレント、エッセイストとして、「100分de名著」(NHK Eテレ)などのテレビ番組出演や、「はみだししゃべくりラジオキックス」(山梨放送)、「オンナnoミカタ」(NHKラジオ第1)のパーソナリティ、新宿2丁目の「Campy! Bar」のプロデュースなど幅広く活躍。 企業や地方自治体、大学などでの講演活動も積極的に行っている。

撮影/キッチンミノル

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