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ブルボンヌさんの
虹色お悩み相談室 Vol.4

オレンジページのコミュニティサイト「オレンジページサロンWEB」に寄せられた数々のお悩みについて、4週にわたってお送りする人生相談スペシャル。人づきあいや夫婦関係、お金、自分の性格……。さまざまなテーマに対し、女装パフォーマーのブルボンヌさんが親身に、そしてちょっぴり辛口に、お答えします!

取材・文/細谷あつ子 イラスト/松元まり子

性格についてのお悩み

友人などから頼みごとをされると、なかなか断れない性格で、われながら困っています。いつも断りきれずに引き受けて、結局は自分が苦労するはめに。だから「次はきっぱり断ろう!」と心に誓うのですが、ついやっぱり「NO」が言えず……。ちゃんと断れるようになる、いい方法はないでしょうか?

(35歳・女性・Y・Kさん スーパー・パート/既婚/子どもあり)


アホーになりたくなきゃ、自分のためになる頼みだけ引き受けなさい! 

断れないのは「いい人と思われたい」からじゃない?

 人からの頼みごとを断れないと悩むあなたはやさしい、いい人ね。それは間違いないわ。でもね、こんなふうにしんどく思いながら人の頼みを引き受けていたら、そのうち疲れて、つぶれちゃうわよ! それじゃ元も子もないでしょ。だから、あなたの言うように、きちんと断れるようになることも必要ね。

 そもそも、なぜあなたは人の頼みを断れないのかしら。それをよく考えたことがある? なければ一度、「自分が断れない理由」をじっくり考えて、紙に書き出してみるといいわ。頼みごとを引き受けるのは、まず「相手を喜ばせたい」という親切心があるからよね。でも、そのほかに「相手に嫌われたくない」「いい人と思われたい」という気持ちも混じっているんじゃない? もし、そんな気持ちがあったら、べつに喜ばせたくない相手の頼みまで聞くことになっちゃうわよね。それがあなたの悩みの根本にあるんじゃないかしら。

 だって、自分が大好きで心から役に立ちたいと思っている相手の頼みごとなら苦にならないものよね。そんなケースばかりなら、あなたもここにお悩み相談しないと思うわ。逆に、特別好きでもない相手からの頼みを聞くのってストレスや不満のモト! だから、あなたの中に「納得できない」「自分ばかり損してる」という気持ちが生まれるのよ。

断ったらイヤな顔をする友達なんて、いらないでしょ!

「情けは人のためならず」という言葉があるでしょ。「情けをかけるのは相手のためにならない」という意味に誤解されがちだけど、本当は「人に情けをかけるのは相手のためでなく、自分自身のためである」って意味よね。逆に言えば、自分にも返ってくるから情けをかけることに納得できるわけで、 明らかに返す気もないズルい人たちに奪われ続けるばかりの情けは、 「弱さ」に近いのよ。それにね、「結構は阿呆の内」っていう言葉もあるの知ってる? これはなんと、「『結構です(いいですよ)』と言って何でもOK、OKするのはアホーだ」って意味よ! かなり激しくキビシイ言葉ね(笑)。でも、アタシはそのとおりだと思うわ。
 だからね、あなたもアホーになりたくなければ、「納得できる」「自分のためになる」と思える頼みだけ引き受けることよ! 「みんなに好かれたい」なんて思わなくっていいの。だってそんなの無理だから。自分が欲も得もなく助けてあげたいと思える相手の頼みなら、喜んで聞いてあげればいいわ。そうでない相手から何か頼まれたら、「苦労をしてまで、こいつときずなを深めたいか?」と自分の胸にきいてごらんなさい。「NO!」と思うなら、きっぱり堂々と断れるはずよ。それに、もし断ったときにイヤな顔をする友達だったら、逆に嫌われたほうがいいじゃないの。頼みを聞いてやったら、きっとまた来るわよ!(笑) 


ブルボンヌ
Profile

ブルボンヌ

早稲田大学在学中から、ゲイのためのネット運営を開始。ゲイ雑誌『Badi』の主幹編集、女装パフォーマンス集団の主宰を経て、現在はタレント、エッセイストとして、「100分de名著」(NHK Eテレ)などのテレビ番組出演や、「はみだししゃべくりラジオキックス」(山梨放送)、「オンナnoミカタ」(NHKラジオ第1)のパーソナリティ、新宿2丁目の「Campy! Bar」のプロデュースなど幅広く活躍。 企業や地方自治体、大学などでの講演活動も積極的に行っている。

撮影/キッチンミノル

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