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ブルボンヌさんの
虹色お悩み相談室 Vol.3

オレンジページのコミュニティサイト「オレンジページサロンWEB」に寄せられた数々のお悩みについて、4週にわたってお送りする人生相談スペシャル。人づきあいや夫婦関係、お金、自分の性格……。さまざまなテーマに対し、女装パフォーマーのブルボンヌさんが親身に、そしてちょっぴり辛口に、お答えします!

取材・文/細谷あつ子 イラスト/松元まり子

お金に関するお悩み

主人と金銭感覚があまりにも違いすぎて、困っています。私は無駄使いが好きではなく、わりときっちり倹約するタイプ。片や主人は、自分が欲しいと思ったものは、たとえ高価だろうと、ガマンせずに買ってしまうほう。どうすれば彼にもっと計画的なお金の使い方をしてもらえるのか、教えてほしいです。

(31歳・M・Cさん 専業主婦/既婚/子どもなし)


金銭感覚は違って当然。
「使う」と「締める」の配分をしっかりね!

「無駄使いしないで」なんて漠然とした言葉じゃダメ!

 あなたはダンナと金銭感覚が合わないというけど、そんなもの基本ぴったり一致することなんてないんじゃないかしら。だって夫婦などカップルって、違う部分があるからこそ引かれ合うの。たとえば、おしゃべりな妻&寡黙な夫、とかね。だから金銭感覚も違って当たり前だし、それは悪いことではないのよ。

 そう、ダンナとあなたは車のエンジンとブレーキみたいなもの。どちらかがなければ車は前に進まないし、止まることもできないでしょ。お金の運用も同じことよ。もしも、あなたみたいな倹約家どうしの夫婦だったら、お金はたまるかもしれないけど、記念日でも牛丼屋デートだったら寂しいじゃない。だから「お金を使う人」と「締める人」の組み合わせとしては◎なの。車の運転にたとえても、スムーズに走行できるってもんだわ。

 もしもダンナがギャンブルなんかにお金をつぎ込んでるなら問題だけど、そうでなければ考えるべきは、その金使いのコントロールだけよね。今はどんなふうに彼に注意をしてるのかしら。もしかして「無駄使いしないで」なんて漠然とした言い方をしていない? あなたたちにかぎらず、浪費傾向にあるカップルって、お互いになんとなく漠然とした浪費と、漠然とした不安で成り立ってることが多いのよね。あなたもブレーキのかけどころがわかっていないし、それじゃ、無駄使いの張本人にも問題の深刻さが伝わらないわ。

家計の現状と未来予想図をダンナに突きつけてやって!

 そこで、あなたが用意しなくちゃいけないのは〈データ〉よ。収入と支出、貯金などの家計の現状から、今後どんな支出が増えていくか、いくらくらいの保険が必要になるのか、子どもが生まれたら成人するまでにどれほどお金がかかるか……。そんな現実と将来像を詳しい資料にして、ダンナに突きつけてやりなさい! そのうえで、「倹約して」なんて心に響かない呪文みたいな言葉でなく、「こういう状況だから、この程度は絶対抑えてちょうだい!」と説得力ある言葉で厳命するべきよ。
 男性って計画や数字が好きだから、そういう動かしがたい事実を見せつけられると、コトの重大さがわかるはずよ。そうしたら、同じく男性が好きなゲームのように、「わが家のお金の管理ゲーム」に巻き込んじゃえばいいの。つまりファイナンシャルプランの片棒をかつがせるワケ。ただし倹約ばかりじゃストレスがたまるから、たまには外食や旅行を楽しむとか、二人の幸せを追求する部分ではケチらずにお金を使っていいわ。そして、無駄な部分はきちんと締めること! そんなふうに上手な〈配分〉をして、賢くハッピーな家計を築いてちょうだいね♪


ブルボンヌ
Profile

ブルボンヌ

早稲田大学在学中から、ゲイのためのネット運営を開始。ゲイ雑誌『Badi』の主幹編集、女装パフォーマンス集団の主宰を経て、現在はタレント、エッセイストとして、「100分de名著」(NHK Eテレ)などのテレビ番組出演や、「はみだししゃべくりラジオキックス」(山梨放送)、「オンナnoミカタ」(NHKラジオ第1)のパーソナリティ、新宿2丁目の「Campy! Bar」のプロデュースなど幅広く活躍。 企業や地方自治体、大学などでの講演活動も積極的に行っている。

撮影/キッチンミノル

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