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自炊の教科書 Vol.1

自分で作るおかずはいつもいまひとつ、
料理ってむずかしいな……と、思っていませんか?
ちょっとしたコツを覚えるだけで、料理はぐっとおいしく作れます!
この連載では料理の基本となる「計量のコツ」「塩の使い方」「食材の切り方」「だし」のことを、4週にわたってご紹介。
むずかしいこといっさいなし、でも知っておけば役立つことばかりですよ♪

計量カップ、スプーンでOK!
はかりいらずのホットケーキの作り方


おやつはもちろん、食事にもなり、大人気のホットケーキ。
いろいろなミックス粉が市販されているので、「ホットケーキミックスで作るもの」と思っていませんか? でも、小麦粉や卵、砂糖など、ごく身近で家にストックしておける材料でできるんです! いつでも手軽に作れるから、作り方をマスターしてみませんか? おいしく作るためには、「計量」が大切です。でも、はかりがなくても大丈夫。今回は計量カップとスプーンだけで量る、シンプルなレシピを紹介します。表面はこんがりさくっと香ばしく、中はふんわり。焼きたてならではのおいしさを味わってみてくださいね!

作り方

①ボールに卵を割り入れ、砂糖を入れて泡立て器で混ぜ合わせる。 小麦粉とベーキングパウダーを万能こし器でふるい入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜる。
②フライパンを中火で熱し、サラダ油少々(分量外)を薄くのばす。 一度ぬれぶきんの上に置いておたま1杯分の生地を流し入れ、おたまの背で丸く広げる。
③コンロに戻して中火で焼き、表面にプツプツと小さな穴があいてきたら上下を返し、さらに1分ほど焼いて取り出す。
同様に残りも焼き、器に盛ってお好みでバターをのせ、メープルシロップをかけてどうぞ!

計量カップや大さじ、小さじで分量が量れれば、ホットケーキミックスを使うのとそんなに手間は変わらないと思いませんか? この基本の分量を覚えておけば、バターをたしてリッチにしたり、ヨーグルトを加えてもちもちの食感にしたり……なんていうアレンジも可能。ちょっと料理上手になった感じがしますよね!

料理のレシピで書かれている「大さじ」「カップ」というのは、計量カップや計量スプーンのこと。 料理に不慣れなうちは、きちんと量るほうがおいしくできるし、およその量もつかみやすくなります。 でも、持っていないという人は、紙コップやペットボトルのふたでも代用できます。 1カップはどれくらい、という分量を覚える目安になりますよ。

自動販売機で出てくるサイズの紙コップ(口径約7cm、高さ約8cm)は、1杯が200ml前後です。205mlという規格のものが多いので、やや少なめに入れると200mlに。
大さじ1は15mlですが、卵(M)ケースの卵1個分、下のくぼみの凸凹の模様が途切れるあたり(六~八分目くらい)までで約15mlになります。
小さじ1は5ml。ペットボトルのふた約1杯分と同じくらいです。

<粉や顆粒の材料を量るには>
小麦粉は、計量カップの1カップの目盛り(200ml)まで、ざっくりすくうと約100g。粉類は、計量カップの容量の、だいたい1/2の重さになると覚えておくと便利です。 粉をへらやスプーンを使ってきっちり詰め込んだり、計量カップを台にトントンと打ちつけて粉を平らにならそうとすると、たくさん入りすぎてしまうので、注意しましょう。 計量スプーンは、スプーンの縁ギリギリのところまでを量ります。こんもりすくって盛り上がった分は、スプーンの縁にへらや別のスプーンの柄などを当ててすりきり、平らにならします。

<液体を量るには>
計量カップで液体のものを量るときは、目盛りを真横からまっすぐに見るようにしましょう。 上から見下ろしたり、低いところから見上げると、正確に量れません。

「計量」というとめんどうな気もしますが、ペットボトルのふたでもできると思うと、気軽な感じがしませんか? 計量はおいしい料理を作るための基本です。料理用のはかりをそろえるのはちょっとハードルが高いけれど、カップやスプーンを使った重さや量の目安を覚えて、楽しく料理をしてくださいね!

荒木典子
教えてくれた人

荒木典子さん

料理研究家。調理師学校で料理を学んだのち、料理書の編集者を経て料理研究家に。料理教室を主宰するほか、ケータリング、企業へのレシピ提供、料理店の監修など、幅広く活躍。

http://arakinoriko.com

撮影/宗田育子 取材・文/中村 円

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